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~On n'a qu'une vie!~

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Sous le Sable ~まぼろし~

Sous le Sable ~まぼろし~_d0087373_1631108.jpg出演:シャーロット・ランプリング
    ブリュノ・クレメール
   ジャック・ノロ 
   アレクサンドラ・スチュワルト
    ピエール・ヴェルニエ
 アンドレ・タンジー

監督:フランソワ・オゾン

長年連れ添っていた愛する夫が、バカンスに出かけた海で、突然
居なくなってしまう。
夫が失踪したのか死んだのかも
はっきりしないまま、
現実を受け入れられず
夫のまぼろしをみてしまう。

大変切ない物語です・・。



が。 物凄く心に迫るものがありました。

夫のまぼろしと会話するシーンだけで、どれだけ夫を愛していたのか 
凄く伝わってきて辛い。
夫が居なくなってからも泣いたりしないのだけれど、
夫が死んだことを認めてしまうと涙がとまらない。

特典インタビューでシャーロットランプリングが
「人は苦しみに対して抵抗をやめたとき涙が出てくる。それが立ち直りのプロセス」
と語っていたのが印象的でした。

やっぱり役者をやっていると、人間の感情の動きを他の人よりも
細かに観察するから、そういうことに対してはっきりとした理解が
出来るんだな・・って関心。
というかそれがお仕事なのだろうけれど。


ベットを共にした男性に 軽い(体が) というセリフがあったけれど、
凄くリアルなセリフに感じました。
その人が居なくなってしまっても、その人の肌のぬくもりとか
交わす言葉とか そういうのが消えずに残ってしまっているのが
凄く伝わってきました。

シャーロット・ランプリングと監督・フランソワ・オゾンに拍手を。
by progress-progress | 2007-08-26 16:39 | les films